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1920年代頃
パナマ・ホテルの歴史
パナマ・ホテルは、日本人としてアメリカ国内で設計を行った初期の人物で、シアトル初の日本人建築家として知られる小笹三郎氏によって設計され、1910年に完成。日本から単身渡米した男性が宿泊する施設として開業しました。ホテルの地下に併設されている銭湯の「橋立湯」は北米で唯一現存する日本式公衆浴場として保存されています。
1942年、大統領令9066号が発令されたことで、主に米国西海岸で生活していた日本人を先祖に持つ人々が収容所へと送還されました。その際、日本人や日系人は収容所へ持ちこむことのできない荷物や家財道具をパナマ・ホテルの地下へ運び保管しました。戦後、預け主を追跡する努力が続けられましたが、行き場のない荷物は現在も地下にそのまま残されています。
8,500点に及ぶその荷物は史料として米国ナショナル・トラストによって記録・リスト化されています。地下に残されている荷物の一部は、ホテルのグラウンド・フロアにある「パナマ・ホテルティー&コーヒー」の一角にあるガラスの床から見ることができます。
年表
1910年
パナマ・ホテル 開業
1938年
前オーナー堀 隆氏運営
1985
前オーナー堀 隆氏が現オーナージャン・ジョンソン氏に売却
1996
ワシントン州年間歴史保存局長賞 受賞
2001年
パナマ・ホテル ティー&コーヒー 開業
2006年
米国史跡 認定
2009年
ジェイミー・フォード氏の著書「あの日、パナマホテルで」発売。ニューヨーク・タイムズのベストセラーに
2015年
2016
ワシントン州キング郡歴史団体より長期プロジェクト賞 受賞
2020
2022年
シアトル市のランドマーク 認定
歴史的な特徴j
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